超簡単!グローブが臭くならない5つの方法を紹介【対策が重要】
この記事では「グローブが臭くなる原因ってなに」「グローブが臭くならない方法を教えて欲しい」といった悩みを解決していきます。
野球経験者であれば、長年使用しているグローブが臭くなった経験が誰にでもあると思います。しかし、現在使用しているグローブや、新調したグローブを臭くしたくないと思いますよね。
そこでこの記事では、グローブが臭くなる原因や臭くならない方法について紹介しています。さらに「グローブのために」とついついやってしまいがちな、NGな臭くならない方法についても紹介しています。
この記事で紹介する方法によって、筆者は高校以降に購入したグローブが臭くなった経験が1度もありません。そのため、臭くならない方法については、かなり信ぴょう性があるかと思います。
自身のグローブをいつまでも気持ちよく使用するためにも、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/vectors/悪臭を放つ-におい-シルエット-4265849/)
目次
【臭くならない方法の前に】グローブが悪臭を放つメカニズム
臭くならない方法に入る前に、グローブがなぜ悪臭を放つかについて理解しておかなければなりません。なぜなら、原因を理解し対策をしなければ意味がないからです。
結論、グローブが悪臭を放つ原因は、汗+細菌のせいです。そもそも、汗自体に悪臭を放つ成分は、ほとんど含まれていません。
簡単に説明すると、グローブ内の汗や皮脂などを細菌が分解し増殖することで、悪臭が放たれるのです。
もちろん、生活習慣や汗線の働きによって、悪臭の元となる汗が出やすくなるのも原因の1つですが、今回は簡単なメカニズムを理解しておくだけで良いでしょう。
グローブが臭くならない5つの方法
グローブが臭くならない5つの方法は、以下の通りです。
- 守備手袋を着用する
- グローブに石けんを入れる
- 風通しの良い場所で干す
- クリーナーを活用する
- グローブに新聞紙を詰める
使用時や管理時に、ひと手間かけるだけでグローブが臭くなりません。1番時間が掛かる方法でも、3分もあれば十分に実践できます。以下の章から、グローブが臭くならない方法について詳しく解説していきます。
「酸っぱいニオイで不快だな」と思うグローブにしないためにも、ぜひ合わせて読み進めてくださいね。
守備手袋を着用する
はじめに紹介する、グローブが臭くならない方法は、守備手袋を着用することです。なぜなら、グローブに直接汗が付きづらくなるから。
守備手袋を着用すると手を覆っている状態になるので、グローブと手が直接触れ合いません。そのため、汗+細菌によって、悪臭が生じにくくなるのです。
「どんな守備手を選べば良いかわからない」といった人は、合成革の守備手袋がおすすめです。汗を多く含んでも、丸洗い可能で手入れがカンタン。
さらに、捕球時の痛みを軽減できたり、グローブ内で手が滑らなくなったりなど、快適にプレーもできますよ。ピッチャーは使用できませんが、捕手や野手であればグローブが臭くならない以外のメリットも多いので、1つは持っておくべきでしょう。
グローブに石けんを入れる
つぎに紹介する、グローブが臭くならない方法は、グローブに石鹸を入れることです。理由は、石鹸を入れると消臭効果があるから。実際に筆者が実践していた、石けんの入れ方は以下の通りです。
- 好みの石けんを用意する
- 石けんが包まれている袋に穴や切れ目を入れる(香りがキツくなるので、袋から出さない)
- 「2」で準備した石けんを大きめのハンカチや手ぬぐいで包む
- グローブ保管時、手を入れる部分に「3」で準備した石けんを入れる
まずは、石けんを選びましょう。好みの石けんがない人は、万人受けする「牛乳石けん」がおすすめです。また、使いかけの石けんはヌメりがあるため、新品の石けんを使用しましょう。
つぎに、石けんの入った袋へ穴や切れ目を入れて、ほのかに香るようにし、お大きめのハンカチや手ぬぐいて包みましょう。
包む理由は、石けんがグローブに直接触れるのを防ぐことや、香りがキツくならないよう防止するためです。
さいご、保管する際にグローブの内側へ、上記で準備した石けんを入れておきましょう。石けんの準備に3分ほど掛かりますが、準備してしまえば半年以上は使用できます。
風通しの良い場所で干す
3つ目に紹介する、グローブが臭くならない方法は、風通しの良い場所で干すことです。理由は、汗を乾かしたり、細菌の繁殖を防げたりできるから。
おすすめな場所は、日が当たらない窓際です。窓際であれば風通しも良好ですし、グローブを保管するには打って付けの場所になります。
カバンや袋からグローブを出しておくだけで、湿気や細菌の繁殖を防止できるので、使用後は必ず風通しの良い場所で干してくださいね。
クリーナーを活用する
ほかにも、グローブが臭くならない方法として、クリーナーを活用することが挙げられます。なぜなら、手軽にグローブの内側を掃除できるから。
グローブの内側を掃除すると、汗だけでなく皮脂や砂埃までキレイに拭き取れます。臭いの原因となる物質を取り除けるため、グローブが臭くならなくなるのです。
内側を掃除する上で特におすすめなアイテムは『ミズノ』が出している「グラブウエットクリーナー」です。手袋状なため、いつもグローブを使用するように手を入れるだけで簡単に掃除できます。
手軽にグローブの内側を掃除したい人には、ぜひ使用して欲しいアイテムです。お金は掛かりますが、気持ちよくグローブを使用するために、クリーナーを活用した掃除も取り入れてみましょう。
新聞紙を詰める
さいごに紹介する、グローブが臭くならない方法は、新聞紙を詰めることです。理由は、グローブ使用後にこもった湿気を取り除けるから。
具体的には、以下のように新聞紙を詰めると隅々まで湿気を取り除けます。
- 新聞紙を筒状に丸め、指部分へ詰める
- 手のひら部分へ新聞紙を詰める
もちろん、新聞紙をただ詰めるだけでも良いですが、筒状に丸め指部分へ詰めておくと、指先部分の湿気も取り除けるので効果的です。
さらに、上記で紹介した「風通しの良い場所で干す」と併用すると、さらに臭いを防止できるでしょう。
特に、暑い日や長時間グローブを着用した日には、新聞紙を詰めて隅々まで湿気を取り除き、臭い対策を行うと良いですね。
【やってはダメ】NGなグローブが臭くならない2つ方法
グローブを臭くしないためには、汗を取り除き細菌が増殖しないよう管理しておくべきです。しかし、以下2つの方法を行うのはNGです。
- 消臭スプレーをかける
- 水洗い
ダメな理由を以下の章から、詳しく解説していきます。大切なグローブを守るためにも、ぜひ読み進めてくださいね。
消臭スプレーをかける
この章でいう、消臭スプレーとは「ファブリーズ」や「リセッシュ」などです。野球用品のメーカーが出している、消臭スプレーとは別物と考えてください。
消臭スプレーを使用してはいけな理由は、アルコールが含まれているからです。革製品へ、アルコールが含まれたスプレーを使用すると、色落ちやシミの原因になります。
もちろん、除菌や消臭などの効果は期待できますが、グローブの見た目が悪くなる原因となるので、使用は控えましょう。
水洗い
汗がたくさん付着したからといって、水洗いするのもNGです。なぜなら、革そのものにダメージを与えてしまうから。
水分を含んでしまうことによって、革が縮む硬くなるなど、型崩れの原因になります。また、革製品は濡れたあと乾燥しやすくなるため、ひび割れや破れを引き起こしかねません。
最悪の場合、グローブが使えなくなる可能性も出てくるので、水洗いで臭くならないよう対策するのはやめましょう。
もし、水を使ってグローブを洗いたい場合は、濡らしたタオルをキツく絞って拭くと良いですよ。拭きあげたあとは、乾燥を防ぐために必ずオイルを塗り忘れないでください。
臭くしないだけじゃなく、グローブの日常手入れも忘れずに
せっかくグローブを臭くしないよう使うのであれば、日常手入れも忘れずにしておくべきです。なぜなら、臭い以外の部分で起こる劣化を防止できるから。
具体的な日常手入れについては、以下の記事でまとめています。実際に筆者が実践している手入れ方法で、同じグローブを10年以上使用できています。
長くグローブが愛用できているだけでなく、手入れ方法も簡単なのでぜひ実践してみてくださいね。
まとめ【臭くならない方法を実践しグローブを大切に】
今回は、グローブが臭くならない方法について紹介してきました。グローブが臭くなるメカニズムは、汗+細菌によるものです。つまり、グローブに汗を付けず細菌が増殖しないよう対策すると臭くなりません。
この記事で紹介した5つの方法は、どれもグローブから汗を取り除いたり、細菌が増殖しない環境に保ちやすくなります。
また、グローブが革製品なことを忘れず、正しい方法で管理や手入れを行うのも大切です。この記事の内容を実践し、あなたのグローブが臭くならないことを願っています。