今シーズンから監督へ!佐々岡真司の現役時代や経歴について紹介!
カープ一筋で活躍されれた佐々岡真司さんを知っていますか。現役を退いて10年以上経つため、どんな選手だったか・どんな記録・タイトルを獲得してきたのか忘れている人もいるのではないでしょうか。
2020年シーズンからは、カープの監督としてチームの指揮をとるため、シーズンが開幕するとほぼ毎日佐々岡真司さんを目にすることと思います。そんな彼の情報を一足先に入手しておきませんか?
今回は、佐々岡真司さんがこれまでにどういった活躍をしてきたのかをまとめて紹介しています。この記事を読むことで、佐々岡真司さんの活躍について詳しくなれるので、最後までお楽しみください!
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/野球-草-ゲーム-練習-4261798/)
目次
佐々岡真司のプロフィール
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名前・・・佐々岡真司
生年月日・・・1967年8月26日(2020年1月現在52歳)
身長・体重・・・185㎝・90㎏
出身地・・・島根県那賀郡金城町(現在の浜田市)
ポジション・・・ピッチャー
背番号・・・18(現役時代)、88(2015年シーズンコーチ就任から)
投球と打席・・・右投右打
プロ入り/引退・・・1989年 ドラフト1位/2007年シーズン終わりまで
佐々岡真司さんは、広島東洋カープの元選手でピッチャーをされていました。そして今季から、広島東洋カープの一軍監督としてチームを采配していきます。
今季から監督を行いますが、広島東洋カープではピッチャー出身の監督が53年ぶりと長谷川良平さん以来なので、チーム方針なども野手出身の監督とは変わってくるのではないかと期待するファンも多いです。
現役時代の佐々岡真司プレースタイル
佐々岡真司さんのプレースタイルですが、最速152キロのストレートやキレのあるスライダーを武器に打者を打ち取る本格派右腕でした。
特にスライダーは、アマチュア時代からプロに通じるといわれ、鋭く曲がっていたそうです。平均で150キロ近いストレートに鋭く曲がるスライダーを織り交ぜられると打者は手こずりますよね。
この動画はプロ1年目、佐々岡真司さんの投球動画です。見てもらって分かるように、1年目にしてストレート・変化球どちらもプロに通用していますね。それだけでなく、チーム状況に応じて先発や中継ぎ、抑えと様々な局面で試合で活躍されており、カープには欠かすことができないピッチャーでした。
佐々岡真司はプロ入り前からすごかった!
プロ1年目から活躍をする佐々岡真司さんのことなので、小学校の時からチームのエースだったと思われがちですが、実は小学校・中学校時代はピッチャー経験は無く、内野手だったそうです。
ピッチャーを始めたのは高校2年の頃だそうで、引退するまでのわずか1年足らずで、島根県屈指のピッチャーまで成長しました。短期間で成長するのに佐々岡真司さんは、かなりの練習をしてきたこと想像できます。
高校時代は、春夏ともに甲子園の出場はなりませんでしたが、島根県でベスト4で高校野球の幕を下ろします。卒業後は、NTT中国野球部でプレーをし、その頃からスライダーはプロから注目を集めていました。
佐々岡真司のプロ入りから引退まで
プロに入団した1990年から佐々岡真司さんは13勝17セーブと大活躍をしました。惜しくも新人賞獲得とはなりませんでしたが、1年目から2桁勝利はとてもすごいですよね。
佐々岡真司さんが最も活躍したのが、プロ2年目のシーズンで、先発回数・勝利数・投球イニング・防御率は18年間のプロ野球生活で最も優れた成績で、この年は数々のタイトルも受賞しています。
しかし、登板するたびに安定した投球をしていたかといわれるとそうではなくて、良い時と悪い時の差が大きいピッチャーでした。
しかし、数多くの大記録を達成しているピッチャーですから、現役時代はカープのピッチャー陣の柱であったことには間違いありません!
引退試合がアクシデント?
佐々岡真司さんは、10月6日ベイスターズとの地元最終戦で引退試合を迎えそこでアクシデントが。通常引退するピッチャーに花を持たせるために、暗黙の了解でバッターは打ち取られるのが基本です。
しかし、元ベイスターズの村田選手に本塁打を打たれるアクシデントが発生。村田選手が後日「脱力しすぎで完璧なスイングになった」と語っており、佐々岡さんには忘れられない引退になったことでしょう。
翌日は、感動の引退試合
本塁打を打たれた引退試合の翌日も、実は佐々岡真司さんは登板しています。その登板理由は、同年にプロ野球界に入団しアマチュア時代にバッテリーを組んだことのある古田敦也さんの引退試合に花を添えるためでした。
結果は、古田敦也さんを佐々岡真司さんが打ち取る形になりましたが、球場の観客からは惜しみない拍手が送られ、登板後は固い握手を交わし花束を贈りました。最後は感動的にプロ野球人生の幕を下ろしました。
佐々岡真司の獲得したタイトル・記録
佐々岡真司さんは、プロ野球生活17年間をほぼ1軍の第一線で活躍し、数多くのタイトル・記録を積み上げてきました。ここでは、佐々岡真司さんが獲得したタイトル・記録を紹介していきます。
- 最多勝利・・・1991年
- 最優秀防御率・・・1991年
- 沢村栄治賞・・・1991年
- ベストナイン・・・投手部門:1991年
- 最優秀投手・・・1991年
- オールスターゲーム優秀選手賞・・・1996年第3戦
- セ・リーグ会長特別賞・・・1990年
- セ・リーグ特別功労賞・・・2007年
特に、1991年に数多くのタイトルを獲得しています。その中でもプロのピッチャーなら誰もが目指す、沢村栄治賞も受賞しており、本当にピッチャーとして大活躍されたことが賞を通しても分かりますね!
- 17試合連続セーブポイント・・・1990年(現在は公式記録から廃止)
- 30イニング連続無失点・・・1991年
- 5日連続セーブ・・・1996年
- ノーヒットノーラン・・・1999年
- 100勝100セーブ・・・通算記録
現在では、公式記録から廃止になった記録や抜かれてしまっている記録もあります。ですが、100勝100セーブはプロ野球が始まって以来、まだ8人しか達成していない大記録です。
こんな大記録を達成することができるのも、どんなピッチャー起用にも対応し、結果を残してきたからこそだと思います。
佐々岡真司の引退後の活動
佐々岡真司さんは、引退後の2008年~2014年の10月にカープのコーチに就任するまでの間は、野球解説者の活動。ピッチャー目線の解説でしたが、難しいことも丁寧に解説され、分かりやすい解説でした。
コーチとしては、2014年に二軍投手コーチに就任しました。指導も解説と同様に丁寧で、試合中であっても選手に身振り手振りで若手選手に指導していたことがとても印象的でした。
昨年の2019年シーズンは一軍投手コーチとして選手を支え、2020年シーズンからは監督としてカープの指揮をとります。丁寧に選手に指導されていただけあって、監督としての活躍も楽しみですね!
今季からカープの監督!気になる方針は?
佐々岡真司さんが、今シーズンからカープの監督に就任したことでファンの中には「どんな方針でチームを導いてくれるのか」と楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
就任後の秋季練習を見ていると、佐々岡真司さん自らが、選手と積極的にコミュニケーションをとっていました。その行動からチームを一つにまとめ、全員野球を行うことがチームの方針ではと感じました。
また、佐々岡真司さんがピッチャー出身なため、特に投手力には力を入れると思います。実際に練習で、ピッチャーの大瀬良選手とキャッチボールをし、直接指導する姿も見られています。
秋季のタイミングから、選手とコミュニケーションをしっかりとりチームを一つにまとめていこうとしている姿を見ると、今シーズンのカープの活躍が今から楽しみですね。
野球だけじゃない!釣りの腕も一流?
佐々岡真司さんは、野球だけでなく釣りの腕も一流です。広島の釣り番組にも多数出演された経験があり、その都度魚を釣り上げプロ顔負けの腕を披露していました。
毎年元旦にあるカープの釣り番組にも欠かさず出演されており、一部のファンからは「佐々岡さんの釣りを見ないと元旦を迎えた気がしない」といわれるほどで、広島では釣り好きな一面も定着しています。
さすがに、2020年監督に就任したばかりの今年は、元旦の釣り番組も出演しないのでは?とSNS等でファンにささやかれていましたが、結局は番組に出演されていて本当に釣りが好きなんだなと感じますね。
まとめ
今回は、2020年シーズンから監督に就任し、現役時代はカープ一筋でどんな起用でも活躍してきた佐々岡真司さんについて紹介してきました。
現役時代は、数々の記録やタイトルを獲得されていて、本当にカープの中心人物としてなくてはならない存在だったといっても過言でないですね。
2020年シーズンからは、カープの第19代監督としてチームの指揮をとられます。これからの監督としての活躍にも期待をし応援していきましょう!