【少年野球】素振りの回数はどのくらい?目安と効果的な方法を紹介!
子供が少年野球を始めたけれど「家で行う素振りの回数がわからない」と感じる人もいますよね。指導者によって『質より量』と『量より質』など考え方が異なり、どうするべきか迷うでしょう。
そこでこの記事では、少年野球をする子供がどのくらいの素振りの回数を行えば良いのかについて紹介しています。
この記事で紹介する素振りの回数は、実際に筆者が少年野球時代にしていた回数をもとにしています。実際にヒットやホームランを打てた経験があるので、素振りの回数の基準になりますよ。
さらに、プロ野球選手が少年野球時代に行っていた素振りの回数も紹介しているので、プロを目指したい人は必見です。ぜひ、最後まで読み進めてみてくださいね。
(トップ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/ソフトボール-打者-女の子-1562518/)
目次
少年野球選手が素振りをすべき理由
野球が上手くなりたいのであれば、少年野球選手であれ家で素振りをすべきです。素振りをすべき理由は以下の通りになります。
- 正しいスイングを身につけるため
- スイングスピードを速くするため
簡単にまとめると、試合でヒットを打てるようになるための準備をするために、素振りをすべきなのです。
正しいスイングができなければ上手くボールを捉えられませんし、スイングスピードがなければ力強い打球が打てません。
チームの全体練習だけではバッティングで打てる本数も少なく、練習量としては不足しているといえます。
足りない練習量を補うために、家での素振りが大切になってくるのです。打てる選手は、家で毎日素振りをしていますよ。
少年野球の素振りの回数はどのくらいが適正
少年野球選手の素振りの回数についてですが、正解はありません。例を出すなら筆者の場合は、低学年で50回、高学年で100回を毎日行っていました。
実際にこの本数で、ヒットやホームランを打てていました。なので、1つの目安にしてもらえればと思います。
とはいえ、野球を始めたばかりだったり今まで家で素振りを行う習慣がなかったりした場合は、50回や100回をこなすことが苦痛になると思います。
なので、最初は10回など負担に感じない本数から始め、徐々に回数を増やしていけば良いですよ。
プロ野球選手が少年野球時代に行っていた素振りの回数
筆者が少年野球時代に行っていた本数を理解したところで「プロ野球選手はどうなんだろう」と感じる人もいますよね。プロを目指す場合の判断基準にもなると思うので合わせて紹介しておきます。
選手名 | 回数 | 内容 |
イチロー選手 | 推定300回前後 | トス・ティー・素振り・バッティンングセンター |
根尾選手 | 500回 | 素振り |
秋山選手 | 100回 | 9分割したストライクゾーンをイメージした素振り |
見てもらってわかるように、プロへ行った選手でもスイング量はバラバラです。なので、何回振れば正解だと言える答えがないのです。
回数にばらつきはありますが、1つ共通していたことがあります。それは毎日継続することです。なので、最初は継続できる回数を目安にすることが良いかもしれませんね。
少年野球の素振りは回数がこなせるようになることが優先
素振りをする上で『質より量』『量より質』が議論されることがあります。
少年野球の選手の場合、量と質どちらも大切です。プロ野球選手の本数を見てもらってわかるように、『質より量』回数をこなせるようになることが優先的です。
なぜなら、スイングをする力が弱いから。スイングする力が弱い=スイングが波打っている状態です。そんな状況では、技術が上達しません。
なので、回数をこなしスイングをする力を付けることが優先的なのです。回数をこなし、スイングをする力が付いてくると、後は質を高めるだけでヒットが打てるスイングになっていきますよ。
素振りの回数をこなせるようになるコツ
素振りの回数をこなせるようになるコツは、楽しく素振りをすること。何でもそうですが、楽しく行えることは時間を忘れていつまでも取り組めますよね。
素振りの場合は、スイングするたびにカチカチなる『モンスタースラッガー』を使ったり『家でできるバッティング練習』を取り入れたりすることで、回数をこなせるようになります。
毎日、素振りの回数をこなすことは大変なことですが、楽しみながら行うことで確実にこなせるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。
少年野球は素振りの回数も大切!しかし怪我には注意
素振りの回数をこなすことは大切ですが、怪我には注意しなければなりません。理由は、小学生でまだ身体ができていないからです。
特に、手首は痛めやすいので注意が必要です。回数が大切とはいえ無理だけはいけません。手首を痛めると、変なスイングが癖になってしまう危険もあるからです。
実際に筆者自身も、回数を意識し手首を痛め変にこねるスイングになったことがあるので言えるのです。
また、力を付けたいからと重たいマスコットバットを活用するのも怪我の原因になるので、はじめはやめておくべきといえます。怪我には十分注意し素振りに取り組みましょう。
【少年野球】質の高い素振りのやり方
回数がこなせるようになってきたら次は、質の高い素振りを行うようにしましょう。質の高い素振りとは、実践をイメージした素振りをすることです。
実践をイメージと言われても、はじめは難しいと思うので以下の3つを想像してみてください。
- 打つコースをイメージする(インコース・アウトコース・高め・低めなど)
- 球種をイメージする(ストレートor変化球・球速)
- ピッチャー像をイメージ(オーバースロー・サイドスローなど)
これらをイメージしてスイングすることで、質の高い素振りを行えます。簡単に言うと、ピッチャーと対戦することを脳内でイメージする感じです。
打つコースや球種についてはイメージしやすいかと思いますが、ピッチャー像に関しては打席に立つ経験が少ないとイメージしづらいでしょう。
ピッチャー像がイメージできない人は、YouTubeなどでプロ野球選手の投球フォームを見ることでイメージがしやすくなります。
トレーニングバットを活用して素振りを行うのも効果的
普通のバットを使った素振りでも効果はありますが、体の開きが早い・手首の使い方が悪いなどと監督やコーチに指摘される場合は、トレーニングバットを活用するのもおすすめです。
トレーニングバットと聞くと、重たいものとイメージする人も多いでしょう。しかし、癖を直すために特化したトレーニングバットもありますよ。
その中で筆者が特におすすめするのが『インサイドアウトバット』です。このバット1本で体の開き・手首の使い方を矯正できます。
また、ティー程度であれば実打も可能なので家で使用するトレーニングバットとしては最適ですよ。
詳しい情報は『インサイドアウトバットの効果や口コミを紹介!【強打者御用達ギア】』で紹介しているので、合わせて読んでみてください。
【少年野球の素振りの回数】まとめ
今回は、少年野球の素振りの回数について紹介してきました。素振りの回数については、正解はありません。しかし、多く振って損はないといえます。
プロで活躍していた選手の回数を見ても、毎日100回以上振るのは当たり前でしたよね。また、少年野球時代は無理に筋トレをせずとも、素振りをするだけで必要な筋力が付いていきます。
なので、ある程度数をこなすことが大切だと言えるのです。
質の高い素振りとスイングする回数を掛け合わせることで、良いバッターに成長できるので、ぜひ取り組んでくださいね。